2018年7月25日水曜日

▶50年をかけて咲く花

 先週を以って1学期は終了、現在夏休み中の幼稚園。主役不在の教室はガラリとしている一方で、2階のホールには卒業生を含む多くの子ども達が預かり保育を楽しんでいます。






 
 さて園庭に目をやると菜園は正に収穫の時。トマトやきゅうりがたわわに実ります。






 
 ところでその隅をのぞくと、見慣れぬ植物が、ん?ひょっこりはん。
先週から見られていたものの、ここにきて急速に成長の度合いが増しました。






 
 なぞ多きこの花、実は”竜舌蘭(リュウゼツラン)”とよばれるもの。なんと発芽から50年程の時を経てこの度花を咲かせました。今後はそっと枯れゆき一生を終えるそう。
 ですから今まさに長い時間をかけ人生のピークを迎えているところ。
 そんな貴重な花。数十年の時をひっそりと過ごし、今急に茎が下から上へとグングンと伸び、花も同様に下方から咲いてゆきます。
 貴重な機会なので、子ども達も早速見学。珍しい花をしっかりと目に焼き付けていました。

 本当に貴重なこの機会。50年の重みをしっかりと心に刻んでくれればうれしく思います。