2016年10月18日火曜日

▶南極教室

 季節の変わり目。気候の定まらないこの頃ですが、本日の横須賀は再び心地よい空気と日差しに恵まれました。ところで幼稚園では南極教室が開催されています。実際に53次南極観測隊に参加された元隊員、通称『シャチ先生』にお越し頂き、様々なお話を伺いました。

南極、いうまでもなく極寒の地。正にバナナで釘の打てる世界です。
観測隊員登場??
実は先生が観測服を体験中











 
 まずは先生が、防寒具を体験。靴はとても重いそう。因みにかの探検家白瀬のぶが明治末期に南極へ上陸した際は、犬の毛皮を全身に纏ったそうで、現代とは比にならぬほど重かった様です。
 ブリザードも再現。秒速60mの風を体験。とても小規模な風ながら、顔にあたると、全く息ができません。ここに吹雪が混ざったなら…。自然の脅威に対する人の無力さを容易に想像できました。
緊迫感!全く伝わらないですよね(笑)

 風の力を想像できない子供たちは、自分の息で風をつくってみました。



盛り上がったところで、いよいよ南極の氷が登場します。よく見ると無数に重なる細かい粒がわかります。

 そこには少なく見積もっても2万年以上前の空気が詰まっているそうで、南極の氷には、そんないにしえの空気がまるでタイムカプセルの如く無数におさまっているとのこと。氷が解けるごとにはじける泡の音に、皆何を感じてくれたのでしょうか。



先生も・・・
短い時間でしたが、私たちの知りえない様々な事をシャチ先生よりお話頂きました。今日話を聞いた子ども達にも、もしかしたら未来の南極観測隊がいるかもしれませんね。